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2007年10月

2007.10.23

堂本印象美術館展

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2007.10.23〜12.9 はけの森美術館 「堂本印象美術館展」


堂本印象は、日本画のみならず、油彩、彫刻、陶芸、ガラス、金工、染色など多芸な才能は自分の作品を展示する美術館までも自分でデザインしました。
ノアの箱船をイメージしたとも言われる京都府立堂本印象美術館から名品が中村研一記念小金井市立はけの森美術館へやって来ました。

美術観賞を楽しんだ後は、美術館の裏にある美術の森、わき水の池があり、蛍が観賞できることも。
そんな中にあるシュークリームが有名なオープンミトンカフェ〜はけの森〜で焼き立てのシュークリームやタルト、マフィンなどを楽しむのがおすすめ

小金井市ミュージアムガイドに写真有りますよ

はけの道の探索と美術とスイーツ如何ですか

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2007.10.18

Poul Henningsen PHランプと北欧の明かり

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Poul Henningsen PHランプと北欧の明かり

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ルイスポールセン社のPHランプを検証
デンマークのポール・ヘニングセンの卓越した照明器具デザイン
上質な光を追及した名器PHランプ

銀座松屋で11/5まで開催中です

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BIOMBO/屏風 日本の美

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BIOMBO/屏風 日本の美

サントリー美術館でビオンボ見て来ました
全館屏風のオンパレード
特に気に入ったのは展示の最後の作品の麝香猫の作品
ボストン美術館所蔵のメス側が特にかわいいです

屏風の展示のライティングは何時も悩まされますが
フラットな蛍光灯の光とハロゲンが折れ数だけ有ると影が気にならないライティングが可能です
全体的にキレイなライティングをしていますが幾つかの作品に付いてはハロゲン(ファイバーかな?)の光が調整されておらず気になるところも有りました
展示替えが有るのでその為かもしれませんが少し残念

隈さんの設計で階段室の外部に対する窓部分に付けられた可動スリット
今回は外光を遮って階段室も立派な展示スペースに
なかなか感心致しました

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スポットライティング

日本橋三越で開催中の日本美術「今」展を見て来ました

絵画のライティングで感じたことを少し

ガラスケースの作品は蛍光灯の光でライティングをしていましたが、作品によってはハロゲンの補助光が有るといい作品も有りました
青や緑を基調とした作品は蛍光灯でライティングすることで鮮やかな発色を得ることが出来ますが、赤や金箔等の部分は少しくすんでしまいます。
ハロゲン光を加えるだけで作品の見え方はだいぶ良くなると感じました

壁面展示の絵画にはスポットで照明を当てていますが、器具の物理的な理由から作品全体にフラットな光をかけることが難しい為に、作品の明るい色調の部分に光を当て込んでいます
手法としては私も使っていますが、作品全体の見え方で光の当たる部分と当たらない部分の差が(輝度差)あまり大きすぎると少しオーバーな演出になり、作品の見え方を光でかなり変えることが可能になります
同色の大きな面のある作品にスポットでその一部にライティングをすると本来同じ色に見える作品が光の当たった部分で色目が変り本来の作者の意図と変ってしまう場合もあり得ます

私としては好きなライティングですので光に興味のある方はそんな目で作品を見るとまた違った観賞方法になるのかと思います

また光によって作品の見え方が大きく変ることも体験できると思います
10/28まで開催しています

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日本美術「今」展-絵画・彫刻・工芸-

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日本美術「今」展-絵画・彫刻・工芸-
日本橋三越で10/28まで

作品はみな見ごたえが有り お勧めです
ライティングも少し光の演出が強い部分も有りますが、光の意図を感じることが出来上手く表現できているともいました

興味のある方は光の当て方を見に行くのも楽しいと思います

現在も制作に携わっている教授(名誉教授、客員教授)の方々と、現在美術教育と制作に携わっている教授(教授、准教授、講師)の方々に御参加いただき、総計99名による代表作(絵画・彫刻・工芸)による展覧会です

東京藝術大学 創立120周年記念の
はがき購入してきました

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2007.10.04

岡倉天心 — 芸術教育の歩み —

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2007.10.4〜11.18 東京藝術大学大学美術館 「岡倉天心 — 芸術教育の歩み —


平成19(2007)年は、東京美術学校の創立から120周年を迎える記念の年にあたります。 戦後に東京美術学校を継承した東京藝術大学は、これを記念して様々な記念事業を実施いたしますが、 その中心事業のひとつとして大学美術館を会場として開催される展覧会が「岡倉天心 — 芸術教育の歩み — 」です。

この展覧会は、本学の創設に深くかかわり、開校まもなく校長となった天心・岡倉覚三(1863-1913)の業績を、 東京美術学校在任時代を中心として、多角的に検証、紹介するものです。 天心の行った美術に関する仕事は、美術学校の教育環境の整備や学生指導にとどまらず社会連携制作の推進、 美術団体の支援、美術行政の整備のほか、博物館事業、美術史の編纂、評論、文化財保護など広範囲にわたっています。 本展では、天心の在職期間である明治20(1887)年から同31(1898)年までの活動を中心に構成しながらも、 野に下って以降の仕事についても「芸術教育の歩み」という観点からとらえ直していきます。 すなわち、天心の遺志をついだ歴代教官や卒業生たちの活動を追いながら、 今日の東京藝術大学に引き継がれてきたものに注目していこうというものです。 そのことによってこれからの本学が天心から改めて学ぶべきことはなにか、という問題も浮かび上がってくるでしょう。

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2007.10.03

フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展

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ヨハネス・フェルメール《牛乳を注ぐ女》
1658-59年頃 油彩、カンヴァス 45.5×41 cm
©Rijksmuseum Amsterdam

新美術館にフェルメールを見に行ってきました
牛乳を注ぐ女は一見の価値が有りますが、混雑しているときは避けたほうが良いようです
作品の大きさが小さい割に近くからは見れないので雰囲気を感じる程度になってしまいます
オランダ風俗絵画展を見に行きたい方にはお進めです

新美術館の展示で気になったことは天井の配線ダクトのピッチが離れている為、適切な場所からのライティングは物理的に難しく、額の影等が作品に掛かっていたことです
もう少し作品から離せた位置からライティング出来ると良いのですが

美術館の設計の難しさを感じます

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第53回 一陽展

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2007.10 国立新美術館 「第53回 一陽展(主催:一陽会)」


彫刻のブースで照明のお手伝をしてきました。

比較的閉じた空間での展示だったので、スポットを中心としたライティングが可能になりました。
少し残念なことは、会場が絵画と同じ為、全体の照度バランスが上手くとれなかったことです。
公募展の場合、異常なほど高照度の会場を作ることが多いのですが、お客様の視神経はかなりの疲労度になると感じます。
今回の絵画会場も、天井の蛍光灯を均一に明るく設定した為に作品よりも天井の輝度が目立ちます。
作品の掛かる壁面周りはこの照度でも良いですがもう少し中心部の照度は下げれば良いと感じました。

均一に明るくすることが良い会場の条件にならないことに早く気がついてもらいたいものです。

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