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2007年9月

2007.09.20

芸大「ICHIKEN展」

2007.9.20〜27 東京藝術大学大学美術館 陳列館・正木記念館
        「東京藝術大学日本画第一研究室発表展〜ICHIKENTEN」
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2007/ichiken/ichiken_ja.htm

正木記念館は、和室で周囲を襖に囲まれた環境で、襖を閉めると真っ暗な空間になります。
そこに今年は4点の作品が展示されていますが、昨年に引き続きかなり暗めの設定で、昨年同様暗いとクレームがでるかも知れませんが、作品に対する光の要求はこの暗さで良しとしています。
作品にミニマムな光をあてることで良しとできる彼らの感性は、光を操ると言う観点からは、レンジの広い使い方ができ、私たちの感性とも近いものが有ります。
強すぎる光がどれほどの質感を損なうかを理解している彼らに拍手を送りたいと思います。

写真アップしますが三脚無しの10秒ほどのスローシャッターになっていますので、雰囲気を感じてください。
実際の作品をご覧になるのが一番ですね。

P1010419  P1010420  P1010421  P1010422

左から2番目の作品は和紙の透過光を見せる物で裏側にスプレッドレンズ付きのスポットライトを2台設置してバックライティングを行っています。

左から3番目は第一研究室の斉藤典彦先生の作品です。

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2007.09.19

第71回 新制作展

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2007.9 国立新美術館 「第71回 新制作展(主催:新制作協会)」 


公募展ならでの一日で搬入から設置までを行い、照明は搬入作業の間を縫いながらのハードな作業でした。
無事に終了し、ほっと致しました。

公募展での空間デザインのお手伝い。
キレイな箱が出来ました。

天井からの蛍光灯の光とスポットの光を上手く調和することで、企画展に負けない展示も可能でしょう。





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2007.09.08

レンブラント版画展

P1010275s  P1010276s  P1010302s

2007.9.8〜12.9 名古屋ボストン美術館 「レンブラント版画展〜呼び交わす光と闇〜」

レンブラントは絵画では有名ですが、版画と聞くとあまりイメージがわきませんでしたが、
タイトルの通り見事に光と闇を版画で表現していました。

以前開催されたデューラー版画展のような繊細な表現とは違って、もっと立体的な深みの有る印象を受けました。

少し違いますが、写真展のような表現が多く、ここまでベタに黒く表現するかと感じるまで影の部分は暗く表現をされています。

光の表現は必見です。



 P1010270s  P1010268s

私も少しレンブラントの気持ちになって光で遊んで見ました
左が照明無しのオリジナル
右は光によるお化粧後

如何ですか・・・・

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2007.09.05

第92回 二科展

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2007.9 国立新美術館 「第92回 二科展(主催:社団法人 二科会)」


国立新美術館で二科展のお手伝を致しました。
今までの公募展の展示は、多くの作品をぎっしりと詰め込んで、展示というより陳列になっていましたが、最近の流れでは、公募展と言えどもしっかりとした会場設定や空間構成を意識した展示になってきました。
当然のことながらその空間の照明も、美術館レベルの作品や会場環境に合わせた要求がされるようになってきました。
蛍光灯による全体照明から、個々の作品に対するスポット照明の重要性が理解されてきたとかんじます。
美術環境のレベルアップは、光に対する要求の成熟に比例していきます。
素敵な作品を快適な光環境で観賞することが当たり前の事に早くなって欲しいものです。

ミニコンサートの設定風景の写真アップします。

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