博物館学 照明実習
芸大の夏季集中講座の授業を行ってきました。
学芸員の資格を取るためには、必要な授業です。
卒展の時などに、学生と光の話をしながら、照明のセッティング等をすることは有りましたが、準備をして、座学と実習を一日がかりで行うのは初めてです。
これから美術館などに携わる学生や、作家活動をする学生達に、あかりの話をする機会を与えていただき、大変有意義な時間を過すことが出来ました。
日本の明かりに関する文化はまだまだ未成熟で、知識が無いこともその一因と考えております。
光による快適な環境の構築には、あかりのプロに有償で仕事を依頼する事の価値は、まだまだ理解されていません。
照明デザインが職能として認知され、優秀な人材がこの業界に入ることによって私達のあかりの文化は発展すると考えます。
ですから私たちは、若い将来性の有る学生達に、光を上手に制御することによって、素敵な景色が手に入ることに気がついてもらいたいと思います。
そのための努力を私たちはしていかないと業界の将来は無いと考えます、
私達の出来ることは小さな一歩ですがその場を与えてくれた東京芸術大学大学美術館に感謝致します。
午後からは実際の照明器具を使ってのライティング実習。
初めて脚立に乗る子も多く、
おっかなびっくりだけど、皆一生懸命頑張っていました。
光を楽しんでもらえれば幸いです
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